教えて苫米地先生!「"言語的な書き換え"の意味を理解しよう」
2023/1/12 更新
コーチングにおいて、クライアントが持つ可能性を限定的にしているブリーフ・システムを書き換えることの重要性を理解している人は多いはずです。
ただし、その書き換えを介入的に行うことは決して簡単ではありません。
書き換えにおいて、クライアントの利益を100%考えるという原則は崩さないことは当然ですが、そもそもクライアントの思考が、現代社会の中での歪んだ介入的書き換えによって固定化(=ブリーフ・システムの構築)がされている可能性があるからです。
こうした状況に対して、コーチには求められるのは、クライアント自身も見えていないかもしれない、クライアントにとっての本当の利益や、クライアントにとっての真のゴールが何なのかという、深いレイヤーでの理解と、それを顕在化させるための無意識への働きかけといっていいでしょう。
そして、その先に出てくる手法が「言語的な書き換え」です。
ドクターいわく「ブリーフ・システムは、言語の持つ想起性で作られている。それを変えるには、言語に対して言語によって書き換えが必要になる」......。
一見難解なこの言葉。今回の講義では、徹底的にこの意味を理解してください。