教えて苫米地先生!「ウクライナの戦争によって露になった『戦争を知らなすぎる日本人』」
2022/6/17 更新
ドクターいわく、長期化が予測されるというウクライナ戦争。
一方でドクターは「戦争自体は終了している」ともいいます。
実際には、すでに勝負がついている戦争を、今年秋まで継続させたいという思惑をもっている勢力がいるというのです。
それはどこの誰なのか――。
我々にとって、こうした信じがたき状況の背景を知ることも大事ですが、それ以上に重要なのが、現代における「戦争」の実態を理解すること。
ドクターが「戦争の専門家と言われる人も、戦争を理解せずに雰囲気で語っている」と断じるように、情動的な視点を排して戦争を理解しないと、最終的には自国を戦争の危機に晒すことになりかねないのです。
たとえば、国際法が定める戦争のプロトコルという観点からウクライナ戦争を見た場合、現在、「ルール違反」=悪しき行動をしているのはどちらの国なのでしょうか。
または、軍の暴走を防ぐべく用いられている「文民統制」という民主国家の方針は、本当に軍部の上に国民が位置するような体制を実現しているのでしょうか。
戦争はあってはいけない。日本を軍国主義にしてはいけない。
それゆえ、まずは、マスコミの情報や社会的な情動に流されず、「必要悪」かのごとく、古来からついえることがなかった「戦争」というものの概念、本質をしっかり理解しなければならないのです。