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教えて!苫米地先生「いまだ理解できていない人が多い『現状の外側にゴールを設定する』ことの本質的な意味」

2021/10/26 更新

「現状の外側にゴールを設定する」

これは苫米地式コーチングの基本中の基本であると同時に、この「現状の外側のゴール」を達成することこそ、コーチングの最大の目的といっていいでしょう。

ただ、そのことは頭ではわかっているのに、「現状の外側」を臨場感を持ってイメージできる人、すぐにそこにゴールを設定できる人はそう多くないようです。

そういう方々は、「現状」という概念への理解が足りていなかったり、本当に叶えたいゴールが「現状」の内側にとどまっていたりするのではないでしょうか。

それでは、コーチングを学ぶ意味も、コーチングを受ける意義も、半減してしまうといわざるをえないのかもしれません。

今回のドクターの話にあらためて耳を傾けてください。

コーチングにおいて「現状の外側にゴールを設定する」ことの真義。コーチとして、そのことを実現させる重要性。

それを知らずして、ドクターが、多くの人々の人生を変えるために普及させてきた「オーセンティック(本物の)コーチング」に、根本的に接することはできないのです。

まずは、あなた自身の「コーチング」や「ゴール」の概念をあらためるところから始めましょう。それなくして、自分の人生も、他人の人生も変えることはできません。


Vol.1 現状とは、過去を作り、現在を作り、未来を作るシステム

──今日は「ゴールは現状の外側」について改めて聞かせてください。実は、個人的に何度か、現状の外側にゴールを設定しようとしたんですが、結局、「考えられる限りの大きな夢を設定しよう」みたいなことになってしまって、いまひとつ現状の外側に出ている実感がないんです。

苫米地 それはそうだよね。だって、「考えられる限り」って言ってる時点で思い切り現実の内側だからね(笑)。
 でも、だいたいそういうものなんだよ。昔、セミナーで「現状の外側にゴールを設定してね」っていうのをやったことがあるんだけど、全員できなかったからね。「現状の外側」と言われて桁外れなゴールを設定しようとするんだけど、どうしても現状の内側になってしまう、3年後に社長になりますとかさ。だけど、自分がいまいる会社の社長になるって、いつも言うように理想的な現実でしかないからね。

──状況が自分の思い通りに推移すればと。

苫米地 そう。ところが、俺がそう言うと、今度は"思いつき"を言い始める人たちが出てくるわけだ。例えば、「じゃあ、40歳の人が5年後にはプロ野球選手になるみたいなものが桁外れのゴールになるんですか?」とかってね(笑)。もちろん、プロ野球選手になりたい気持ちが本当ならばいいんだよ。だけど、「本当にプロ野球選手になりたいの?」って聞くと、そうでもないんだよ。40歳過ぎた人が「本当にプロ野球選手になりたいんです」と言えば、俺は応援するけど、桁外れのためだけの桁外れなゴールでは意味がない。

──では、どうすればいいんでしょうか?

苫米地 まず、多くの人は「現状」が何かってことがわかっていない。そもそもみんなにとっての「現状」とは「いまこの時」という感覚でしょ。でも、正確に言えば、「いまこの時」と言った瞬間にもう「いまこの時」じゃないわけだ、厳密に言うと。つまり、「現状」というのは、いま現在のことを言ってるんじゃなくて、いまの社会構造が続く限りずっと続く「現在」のことなんだよ。そしてその「現在」が維持されたまま続く「未来」のこと。つまり、未来にまで続くその人の「現在」を作っているシステムのことを「現状」って言うのね。別の言葉で言うと「ブリーフシステム」ね。
 俺がよく例に出すのは「コーヒーか、紅茶どっちが好き?」っていう質問で「コーヒー」と答えた人は昨日も今日も明日もコーヒーを選ぶよね。たまには気分を変えて紅茶を選ぶかもしれないけど、ほとんどの場合コーヒーを選ぶ。これが「現状」ってこと。その人の過去を作り、現在を作り、未来を作るシステムで、これを変えない限り、ゴールって設定できないんだよ。

──確かにその通りですね。ただ、一つ疑問があります。さきほどおっしゃっていた「40歳でプロ野球選手を目指す」っていう人はブリーフシステムを変えると達成できるんですか?

苫米地 できるよ。でも、ほとんどの人はできないと思っているわけでしょ。だから、それがスコトーマなんだよ。
 極端な例として、その40歳の人が野球経験もなく、運動するのもあまり好きじゃない人だったとするよ。でも、ずっとプロ野球選手に憧れていたのであれば、やり方は当然ある。まずは自分がプロ野球選手になるというゴールを決める。次に自分がプロ野球選手になっているコンフォートゾーンを作る。

──えっ、それだけですか!?

(Vol.2に続く)

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